俳優の家に生まれたサラ・ジロドー
1985年8月1日、サラ・ジロドーはブーローニュ=ビヤンクールに生まれた。父はフランスの著名な俳優・映画監督ベルナール・ジロドー、母は女優アニー・デュペレー。
10歳のとき、父が監督した映画『ある河の気まぐれ』に出演したのが最初のスクリーンだった。しかしその後、彼女は親の名前ではなく演技で道を切り開くことを選んだ。
舞台で、自分の名前を刻む
バカロレア取得後、17歳でパリの演劇学校ジャン・ペリモニーに入学。 2007年、舞台『ペンギンのワルツ』での演技が認められ、モリエール賞演劇新人賞を受賞した。
両親の影響がどこにもない、純粋に自分の仕事による初めての評価だった。
スクリーンへ、静かな深みとともに
2015年、Canal+の人気シリーズ『Le Bureau des légendes(スパイの名のもとに)』でイラン核施設への潜入工作員を演じ、広く知られるようになった。
2018年には映画『プチット・ペイザン』でセザール賞助演女優賞を受賞。 同作は同年のセザール賞で最優秀作品賞・最優秀新人監督賞も受賞した。
さらに2023年、舞台『鳥症候群』でモリエール賞主演女優賞を受賞した。
静かな強度
舞台、映画、テレビ——サラ・ジロドーは声高に自分を主張しない。しかしその存在感は、積み重ねた仕事の中に静かに宿っている。ジェラール・ハーテンのレンズが捉えた彼女の表情には、受け継いだものと自分で選んだものの両方が、穏やかに共存している。